上原木呂コラージュ作品展(1月19日)1 [ドナルド・キーン先生]
上原木呂コラージュ作品展(1月19日)1
とっても寒い日でした。
西川口にある河鍋暁斎記念美術館で、上原木呂コラージュ作品展があったので行きました。河鍋暁斎は最近では世界的にかなり有名ですが、美術館自体は西川口の駅からワンメーターの住宅地にありました。3時15分からのオープンだったのですが思ったより早く到着して暁斎の作品を見たりしました。いつどれを見ても暁斎の作品は面白いです。
その後オープニングパーティに出ました。その席で暁斎の曾孫に当たられる河鍋楠美さんが、まだ暁斎がそれほど有名でなかった頃に、キーン先生が著書「古典の愉しみ」の見開きに暁斎の絵を使って下さった眼識に驚き感謝されました。
和やかで楽しい雰囲気の中でパーティが始まりました。
オペラ「夕鶴」(1月18日)2 [ドナルド・キーン先生]
オペラ「夕鶴」(1月18日)2
キーン先生は、このオペラについてプログラムの中で、
「しかし、「夕鶴」のオペラは玄座国忠実でありながら分かりやすい日本語を使い、音楽も木下さんの傑作にごく自然な形で新たな美を加えた」
と書いておられます。
私は、原作でしか読んでいなかったので、とても良い経験でした。今回先生はエッセーを書かれるに当たって原作を読み返されましたが、私の持っていた岩波文庫で読んでくださいました。
オペラ「夕鶴」(1月18日)1 [ドナルド・キーン先生]
オペラ「夕鶴」(1月18日)1
上野の東京文化会館で午後3時からオペラ「夕鶴」があり観に行きました。木下順二作で団伊玖磨作曲のこのオペラは1952年に初演されていて、上演されない年は少なく、既に600回以上上演されているようです。そして日本を代表するオペラとして海外でも上演されているようです。
私個人としてはとても良かったと思いました。そして日本語のオペラを観るのは初めてでしたが予想していたよりもずっと分かり易く、舞台や衣装、照明などよくできていました。繰り返し上演されている理由も理解できました。
今回は、このプログラムにキーン先生が「木下順二との出会いと「夕鶴」について」というエッセーが掲載されたこともあり招待されました。木下先生とのことを今まであまり書いておられなかったのでこのエッセーでかなりよく分かりました。
休憩時間に、ロビーで演出家の千住博さんと衣装の森英恵さんとに偶然出会いました。キーン先生が森英恵さんと思った以上に親しそうに話されたので驚きました。森先生が安部公房さんの芝居の衣装を担当されたことの御縁で何度かお目にかかったそうです。森先生は、キーン先生がその日なさっていたブルー系統のネクタイに手を触れて褒めて下さいました。