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文楽研修生時代(試演会)20 [文楽]

文楽研修生時代(試演会)20

 

これは試演会の時のお琴の演奏風景です。

例によってお琴の得意な竹澤弥三郎さんがシンを弾いて、その隣で私が弾いています。

試演会では「六段」などを弾いたと思います。

お琴は私はあまり得意ではなかったけれど、かなり好きでした。

文楽に入ってからも、お琴の役は良くつきました。

阿古屋、朝顔、紅葉狩り、妹背山三段目、本蔵下屋敷、狐火など代表的なものは一応舞台でつとめたと思います。

お琴を文楽の舞台で弾くのは、短い時間ですが結構目立ちますから若い三味線弾きにとってはいい役回りです。

師匠・重造からは、

「昔はお琴は出世の足がかりやった」

と聞いています。

そういう意味でも師匠は、琴や胡弓の稽古を重要に考えておられました。

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