「人間国宝展」で基調講演(1月25日)1 [ドナルド・キーン先生]
「人間国宝展」で基調講演(1月25日)1
東京国立博物館の平成館で開催されている「人間国宝展」で、企画講演会とシンポジウムがあり、キーン先生は基調講演をなさいました。午後1時半からでしたが、午前中に音読され、また時間を計ったりもしました。主催者から25分程度でというお願いが前もってありました。
11時半に平成館に着くように出かけました。上野公園を抜けて東京国立博物館の正門に到着しました。
都美術館「世紀の日本画」内覧会(1月24日) [ドナルド・キーン先生]
都美術館「世紀の日本画」内覧会(1月24日)
上野公園の東京都美術館の「世紀の日本画」の内覧会があり、午後3時過ぎに行きました。入り口では、主催の朝日新聞の方が出迎えて下さいました。
そして時間をかけてたぶん2時間近く見せて頂きましたが、日本画の展覧会としては質も量も非常に優れたものでした。会期の後半には作品が代わるそうなので是非また行きたいと思います。会場でシルクロード学の上原和先生に久しぶりにお目にかかれたことは、キーン先生ともども大変うれしいことでした。そこで上原先生は私に平山郁夫先生とのエピソードを嬉しそうにお話し下さいました。上原先生はとてもお元気そうで、90歳だそうです。
また帰りには橋本雅邦画伯の曾孫という女性にお声をかけて頂きました。
クラウディア・ムツィオ(Claudia Muzio)2 [ドナルド・キーン先生]
クラウディア・ムツィオ(Claudia Muzio)2
ムツィオの次に聴くのがモンセラート・カバリェ(Cavalle)1933-でしょうか。彼女のことは、年代的に言っても相当数聴いておられるそうです。姿は悪かったが、声や歌は素晴らしかった、というのが先生の御意見です。
ムツィオを聴いている時に徳岡孝夫さんから電話がありました。大音量でムツィオを聴いていたので徳岡さんは、「なに聴いてんねん?」と言われたので、キーン先生に電話を代わると先生はユーモアを交えながら説明しておられました。
クラウディア・ムツィオ(Claudia Muzio)1 [ドナルド・キーン先生]
クラウディア・ムツィオ(Claudia Muzio)1
キーン先生が最近一番聞いておられるCDは、クラウディア・ムツィオ(Claudia Muzio)1889-1936です。海軍将校だった頃、ホノルルに一軒しかなかったレコード店で、以下の写真のCDと同じジャケットで曲目も同じレコードが売っていて、それを買ってよく聴いたそうです。先生は、ムツィオを生では一度も聴いたことがないそうですが、非常にお好きでよく聴かれます。CDの音も思ったより湧くるありません。
http://en.wikipedia.org/wiki/Claudia_Muzio
上原木呂コラージュ作品展(1月19日)4 [ドナルド・キーン先生]
上原木呂コラージュ作品展(1月19日)4
会場には子供たちもいて食欲旺盛でした。
武蔵大学のフランス人の先生とキーン先生はフランス語で話す機会がありました。キーン先生のフランス語は完璧だそうです。
キーン先生はかつて暁斎の評伝を書こうと思ったことがあったことなどを河鍋館長に話されました。館長からは貴重な本が数冊プレゼントされ、またいろいろと説明して下さいました。1時間ちょっとの滞在でしたが楽しい時間でした。
帰りには西川口の駅構内で夕食の食材を買い物して帰りました。
上原木呂コラージュ展(1月19日)3 [ドナルド・キーン先生]
上原木呂コラージュ展(1月19日)3
会場の様子、そしてキーン先生のお隣で話しかけ始められた河鍋館長です。メトロポリタン美術館でも暁斎の作品はかなりあるようで、日本美術の責任者でキーン先生の教え子でもあるジョン・カーペンターさんをよくご存じでした。
上原木呂コラージュ展(1月19日)2 [ドナルド・キーン先生]
上原木呂コラージュ展(1月19日)2
河鍋館長のお話に聴き入るキーン先生、そして挨拶する上原木呂、会場の様子です。この前後で私は、まあ即興とでも言いましょうか、「三十三間堂棟木由来」の木遣り音頭を、木呂は狂言の「千鳥」の一節をやりました。
上原木呂コラージュ作品展(1月19日)1 [ドナルド・キーン先生]
上原木呂コラージュ作品展(1月19日)1
とっても寒い日でした。
西川口にある河鍋暁斎記念美術館で、上原木呂コラージュ作品展があったので行きました。河鍋暁斎は最近では世界的にかなり有名ですが、美術館自体は西川口の駅からワンメーターの住宅地にありました。3時15分からのオープンだったのですが思ったより早く到着して暁斎の作品を見たりしました。いつどれを見ても暁斎の作品は面白いです。
その後オープニングパーティに出ました。その席で暁斎の曾孫に当たられる河鍋楠美さんが、まだ暁斎がそれほど有名でなかった頃に、キーン先生が著書「古典の愉しみ」の見開きに暁斎の絵を使って下さった眼識に驚き感謝されました。
和やかで楽しい雰囲気の中でパーティが始まりました。