「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）５

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）５

今回先生が取り上げられたのは、ご自分もご覧になられたというミラノ・スカラ座、１９９２年のソプラノ、ファブリッチーニ、テノール、ロベルト・アラーニャの「椿姫」でした。指揮はリカルド・ムーティ。ファブリッチーニはそれほど知られていなかったし、アラーニャに至っては全く知られていなかったそうです。ムーティが二人を抜擢したということでしょう。大成功で、アラーニャはこれからどんどん出世街道、ということになるでしょう。

映像と音楽を聴きながらのキーン先生の解説は絶妙でした。私はそばでいろいろとマイクを先生の口元に持っていくなどお世話をしていました。

三枚目は私が作成した曲目リストです。Maria CallasをMaria Carasと書いて、キーン先生に笑われました。すみません。

最後に、Adio del passatoをカラス、ローザ・ポンセル、ガッリ・グルチの三人で聴き比べて大変面白かったです。ローザ・ポンセルだけはキーン先生は実際に聴いていないそうです。グルチは確か会ったことがあるとか。間違っていたらごめんなさい。

終わってから、お寿司をご馳走になり新潟市の私の家に帰りました。キーン先生は例によって猫のモナと遊ばれました。

 

 

 

 

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）４

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）４

キーン先生の音楽の評論の翻訳を全部されている中矢一義さんが出版社の方とお見えになられました。

その後午後サイン会もありました。そして地元のラジオ局の取材もぶら下がり的にありました。

四枚目の写真は、控室で原稿をチェックされるキーン先生です。お客様は、超満員で８０名様以上だったそうですが、せめて２００名くらい入れる場所があればと思いました。使用したものは先生愛用のLDの中から「椿姫」でした。

午後５時からいよいよオペラ講座は始まりました。

 

 

 

 

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）３

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）３

他に収蔵庫には、ニューヨークのアパートメントにあった書籍もあり懐かしく、思い出話を語りながらご覧になられました。

次に映像室、つまりオペラ講座の会場でマイクテストをしました。司会の栗林さんも同席して下さいました。

最後の写真は、「ドナルド・キーン・センター柏崎」のボランティアの皆様との記念撮影です。ボランティアの皆さんの献身的なお気持ちと参加で、「ドナルド・キーン・センター柏崎」が成り立っていると言っても過言ではないでしょう。心より感謝申し上げます。

 

 

 

 

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）２

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）２

一枚目の写真は、阿古屋の琴責めの帯の続きですが、正面は胡弓になっていました。とても良く描かれていて皆で感心しました。

それから小学館の雑誌「和楽」の取材があり、再現されたニューヨークの部屋などで撮影がありました。

最後の写真は、収蔵庫に行きましたが。絵がたくさん並べてありました。それらの絵は、キーン先生が京都の今熊野にお住まいだった頃に良くお目にかかられた画家、高木四郎さんが描かれたものです。記憶力に特別に優れたキーン先生ですが、珍しくご記憶になりませんでした。

 

 

 

 

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）１

「ドナルド・キーン・センター柏崎」でオペラ講座（１１月２４日）１

１１月２４日（日）午後５時から「ドナルド・キーン・センター柏崎」で、キーン先生として初めてのオペラ講座がありました。

写真は、２３日に泊まった旅館での浴衣姿の先生と旅館から見た海岸、そして翌朝の旅館での先生です。

旅館から「ドナルド・キーン・センター柏崎」へは、１１時頃に行きました。そして東京に住んでいる教え子がお連れしたお客様達にお目にかかりました。そのお客様のおひとりがお着物をお召しで、その帯の柄がなんとまあ阿古屋の琴責めでした。