林和利著「古今東西ニッポン見聞録」 [ドナルド・キーン先生]
林和利著「古今東西ニッポン見聞録」
鳥越文藏先生の教え子であり、また狂言の研究者でもある林和利さん、キーン先生や私は名古屋での講演などでお世話になっていて御縁があるのですが、著書の「古今東西ニッポン見聞録」が送られてきました。
http://www.fubaisha.com/search.cgi?mode=close_up&isbn=0564-4
古今東西、外国人の目で見たニッポンがどのようにうつったか、などとても興味深い本だと思います。実はこれから読み始めますが、ページをめくってところどころ読んでいますが、楽しんで読めそうです。キーン先生は既に外国人ではありませんがキーン先生の項目は、ドナルド・キーン論としても読めそうです。
Metライブビューイング「ルサルカ」(3月2日) [ドナルド・キーン先生]
Metライブビューイング「ルサルカ」(3月2日)
18:30から東劇でMetライブビューイングの「ルサルカ」を見ました。とても寒い日でしたが山手線で有楽町まで行って、そこからはタクシーでした。東劇の前のビルでちらし寿司を食べてから行きました。
チラシからもお分かりのようにニューヨークのメトで2月8日に上演されたものが3月2日に観れるんですね。実に便利です。
チェコ語のオペラで民話から来ているということもあるのでしょうか、それほど深みはないですが、ドヴォルザークの美しい音楽と美しい舞台装置、それになんと言ってもソプラノのルネ・フレミングがものすごく良くて感激しました。
中矢一義さんと翻訳談義(3月2日) [ドナルド・キーン先生]
中矢一義さんと翻訳談義(3月2日)
キーン先生の古くからのご友人で翻訳者の中矢さんが来られて、私の手製のサンドイッチで昼食をとりながら翻訳談義がありました。
中矢さん「今回は河出書房新社の道の手帖「ドナルド・キーン」で英雄伝を訳しましたが、キーンさんの英語は他の方のものに比べて分かり易くて透明感があって、訳しやすいです」
キーン先生「ありがとうございます。私の英語は以前はそのようでなかったです。私の英語が変わったのは日本に住むようになってからです。自分の英語が翻訳されると思い、分かり易い英語を心掛けて書くようになりました。いくつもの意味がある単語を使うことを避けるようにして、なるべくひとつしか意味のない単語を使うようにしました。実はラフカディオ・ハーンもそうだったんです、僕と同じでした」
とこのようなお話でした。英雄伝は随分以前の文章でしたが、大変面白いです。流石キーン先生!